カテゴリー別アーカイブ: 気になったニュース

UQ WiMAX

高けーよ!。
UQ、WiMAXサービスを7月1日に正式スタート(PC watch)
月額4,480円ってそんなに払える人どれだけいることか…。
このサービス事業者だけの契約で事足りるユーザーにとっては安価だとおもいますが、WiMAXに飛びつくような人たちは、既に携帯でもパケット限界まで使っているユーザーでしょうから、それにさらに追加する、と考えると高すぎるような…。プランも4,480円の定額サービスのみ(一部600円/dayもあるようですが、こちらはイレギュラータイプですね)ですし。
多分サービスインのときには高く、ある程度のユーザー動向見ながら値下げする(さすがに途中で値上げはできないでしょうから)のでしょう。
月額3000円(のぞましくは、2000円!)ぐらいになったら、WiMAX搭載のPCを買っても良いと思うのですが、今の値段では食指は動かないですよ>UQさん

Oracleよ、お前もか。

IBMが買うのではないか、とうわさされて来たSunの買収劇ですが、なんとOracleが買うということで決着したようです。
Oracle、Sunを買収(ITmedia)
l_yuo_sun_01.jpg
それにしても、Oracleの情報操作は上手いですね。
業界の中でどんな駆け引きがあったのかは闇の中ですが、Sun/IBM/Oracleの間で相当な情報操作が行われていたのではないでしょうか。
というか、Oracleよお前もか、というのが正直な印象。
Oracleは、ハードウェアに依存しないソフトウェアを、水平統合的なアプローチでビジネスを拡大してきた会社。
その会社が、ハードウェアを主のビジネスにしているSunを手に入れるというのは、業界はやはり垂直統合ではないとビジネスが勝てないといわれているようで…。
垂直統合モデルは間違いではない、とおもいます。
しかし、ソフトウェアからハードウェアまで、一社が持つ資産だけで構築されるリスクは顧客にとってとても大きい。
なぜならば、価格競争力が存在しなくなるので、ある意味「言い値」が通用する世界になってしまう可能性があるから。
さらに、技術がオープンにならず一社独占になってしまうと、顧客にとってはブラックボックスを相手にしなければいけないので、ベンダーに過度に頼らざるを得ない関係になってしまう。
オープンだ、SoAだ、SAASだ、クラウドだ、なんて業界は言ってますが、実際はまったく逆の方向に進んでいるようでなりません。
Javaを開発したSun。そんな技術にたった会社が買われてしまうという現実にショックを覚えると同時に、その会社をOracleが買ってしまい、垂直統合にまっしぐらに進むという戦略に辟易とした今日のニュースでした。

技術が軽んじられるなぁ(T_T)

ここ数日で続いた衝撃のニュース。
ジャストシステム、キーエンス傘下に 資本・業務提携
「IBMがSun買収に向けて交渉」の報道
SunもJustも技術力を商売の種にしている会社、という印象。
Justも最近は以前の飛ぶ鳥を落とす勢いは無いものの、多用なOSやJavaへの取り組みなど先進的な活動をしてました。
Sunもコンピュータ業界を牽引している会社。Javaそのものを作った会社、と言う印象が強いかな。ハードウェアから、デ
ータセンター(Blackbox)まで超広範囲にビジネスをしています。
そんな両社が、身売りです。
特にSunに対しては自分がUNIXの勉強で一番時間を費やしたSunOS(Solarisの前進)を作った会社だけに、ものすごい思い入れが強かったのですが、その会社がIBMに買われるというのは…。これでSolarisが将来消滅するのは間違いなくなったでしょう。
以前は、技術力があれば勝てる時代でしたが、IT業界の潮流が技術力ではなく、「商売」の組み立てにシフトしてきたのでしょう。そういう意味で、ITが日用品的なポジションに変わってきたのかもしれません。
それにしても、両社が身売りってのはショックだなぁ。ほんとに。

曙太郎、東京マラソン欠場決定…

やっぱり…、という思いが強いですが、東京マラソン2009へのエントリーをしていた曙が、結局欠場するようです。

曙、東京マラソンを断念 「申し訳ありません」 (スポーツナビ)

 3月22日開催の「東京マラソン2009」で、フルマラソンにエントリーしていた第64代横綱・曙が18日、ドクターストップにより、同大会を欠場することが発表された。
 曙とともに出場を予定していた、格闘技イベント「K-1」などを主催するFEGの谷川貞治代表は、曙欠場の理由について、12日に受けたオフィシャルのメディカルチェックの結果を受け、「東京マラソン」を放送するフジテレビとFEGで協議し「安全面と選手生命に影響を及ぼす危険がある」と説明。前日17日に曙に伝えたと話した。

誰がかんがえてもフルマラソンの距離を走りきるのはムリとおもわれる体ですからねぇ。
体重も重すぎますし、ましてあの膝じゃムリでしょう。
当初は完走ならぬ”完歩”で7時間の制限時間を目指す戦略?だったようですが、それすらもムリではないかと。
ということでドクターストップをかけた医師の決断は正しいとおもいますし、FEGの「安全面と選手生命に影響を及ぼす危険がある」というのは、まさにそのとおりだとおもいます。
ちょっと腹立たしいのは、こんなことになるのは最初からわかってたのだから、だったら7倍以上の高倍率で1人でも参加したいところに、こんな我がままなエントリーをしてしまったがために1人分の枠に空きがでること。
今からでは追加エントリーなど間に合うわけも無く曙の分は、空席になるわけです。
今回の曙の行動は、ものすごく自分勝手な行動で、さらに一般ランナーにまで影響があった問題です。
申し込み全員参加できる大会は別にして、超高倍率な東京マラソンでこういうことをされると本当に腹立たしい。
「身の丈を知る。身の程をわきまえる」
という日本語を曙は学んだほうが良いですね。

えっ、まじ?

「IBMがSun買収に向けて交渉」の報道(IT media)
Sunが見売り先を探していて、IBMがその交渉をしているようだ、という記事です。

米IBMが米Sun Microsystemsを買収する交渉を進めていると、Wall Street Journalが情報筋の発言として伝えた。
 IBMは65億ドルの現金でSunを買収する可能性が高いと、情報筋は同紙に語っている。
 つまり、Sunの17日のNASDAQ市場での終値4.97ドルに、約100%のプレミアムを付けることになるという。
 Wall Street Journalによると、ここ数カ月の間、Sunは多数の大手IT企業に身売りの話を持ちかけていたという。
 米Hewlett-Packard(HP)はその話を断ったと同紙は伝えている。
 Sunはソフトウェアとハイエンドコンピュータを手掛けている。
 IBMの広報担当者は、Wall Street Journalの取材に対してコメントを断った。
 IBMとSunにコメントを求めたが、連絡が付かなかった。

つい最近HPへの身売り話が有ったばかりに急転直下ですが、ちょっとショック。
Sunといえば、オープン化の雄で、Javaや、OpenSolaris、OpenOffceをはじめ、様々な基礎技術から応用製品までをオープン指向で提供している会社で、さらに自分はSunを通じてUNIXを教えてもらったので(SunOS→Solaris)、その会社が身売りというのは時代の流れの速さを感じます。
技術に強いだけではビジネスの世界では成功しない、という典型例なんですかね。
DECもなくなっちゃいましたが、こんな感じで吸収され消滅したので、Sunをどこが買うのかは興味がありますが、会社が消滅しないこと、そしてSunの良い技術が消滅しないことを切に願います。

数字のマジック→09年度の正社員採用、「ゼロ」の企業が46%

asahi.comにセンセーショナルな記事が出てました。
09年度の正社員採用、「ゼロ」の企業が46%(asahi.com)
パッと見、新規中途採用を約半分の会社がやめたの?、って思うようなセンセーショナルな見出し。
この見出しだけで勘違いしている人、ものすごく多いのではないでしょうか。
でも、記事をよく読むと、

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 民間調査会社の帝国データバンクがまとめた企業意識調査によると、09年度(新卒と中途含む)に正社員採用を予定していない企業が45.9%にのぼることがわかった。08年度の30.4%から急増した。企業の業績悪化で、雇用環境が急速に悪化している現状が浮き彫りになった。
 調査は全国2万451社を対象にし、1万658社から回答を得た。中小企業に限ると、過半数にあたる53.5%(08年度は36.4%)が正社員の採用を見送るとした。アルバイトや派遣社員などを含んだ非正規社員の採用についても、企業全体の58.6%(同39.0%)が「採用予定はない」と回答した。

と、今まで100%の企業が定期採用をしていたわけでなく、昨年は30%の会社は採用をしてなかっただけです。
なので、
0%→46%
ではなく
33%→44%(約40%増)
3517社→4902(1385社)

なので、確かに約40%・約1400社ぐらいは増えてしまってはいますが、この増減の数字が景気にどれだけ左右されているパラメータかわからないなかでは、こんな記事は不安をあおっているだけですね。
さらに、会社の大小も明確でないですし、昨年回答をした会社と今年回答をした会社が同じ保証が無いので、さらにこの数字の信憑性が薄くなりますね。
大企業が100人採用していたのを、1人採用しても「採用する会社」になり、仮に零細企業で昨年1人採用だったのが今年0人になれば、「採用しない会社」になってしまいますしね。
本当にマスコミは景気をどうしたいんでしょう。
こういうときこそ、良いニュースを増やして雰囲気だけでも良くして欲しいものですが、悪いニュースをより悪く報道するものだから、どんどんマイナスの方向にむかっていってしまいますね。
マスコミの方々。今こそ、アナタたちが大きな仕事ができるタイミングですぞ。

農業なめんなよ!!!

私の実家は専業農家。
子供のころから親の苦労を見ているので、農業がいかに大変な仕事かわかっているつもりです
(親からみたら、「わかってねぇよ」って言われるかもしれませんが…)。
そんな人からこんな記事をみると、農業なめんなよ、って思わざるを得ません。
大学生、農業に熱視線 「田舎で働き隊!」説明会に殺到(産経新聞)

世界金融危機の影響で、「内定切り」が相次ぐなど就職活動が厳しくなっている大学生の間で、農業に熱い視線が集まり始めている。農林水産省が旗振り役となって都市部から農山漁村に人材を派遣する「田舎で働き隊!」の説明会が始まっているが、募集定員を超える参加希望者が殺到。その半数を大学生が占めているという。
 雇用環境が悪化する都市部と、人手不足が続く農山漁村部-。この雇用のミスマッチを解消しようと、農水省が平成20年度から始めたのが「田舎で働き隊!」事業。都会の人々に、農業や漁業の仕事に実際に携わる体験研修に参加してもらい、日々の仕事や地域コミュニティーになじむことで就労の可能性を広げるのが狙いだ。

不景気だから普通のサラリーマンになれない。だから農業、ですか?ふざけんな、です。
はっきり言って普通のサラリーマンにもなれないような中途半端な人間が気軽にできるような職業じゃないです。
勝手になりたいというのは職業選択の自由の権利を全国民が持っている国ですから自由ですが、好況不況関係なく、職業として農業をやりたい!と高い志を持っているような人でなければ、あれだけの過酷な仕事を継続してやりぬくのははっきり言って無理でしょう。
国も、これ幸いと学生や離職者に農業をやるように指導しているようですが、継続してできないような人が増えてもお互い不幸になるだけです。そんな上っ面の施策を国も打つなら、それだけでなく株式会社化の促進などの政策とセットで実施すべきです。
食料自給率の向上とセットにし、農業政策の全体を見直し、それを行った場合に必要になる雇用ボリュームの想定をしたうえで本当に農業を自分の生業としたい人を教育や採用すべき。順序が逆です。今の農業政策のなかで、サラリーマン上がりや学生が就農してもその先にhappyは待っていません(仮にhappyな人もでてくるかもしれませんが、普通にサラリーマンやるよりも何倍も大変でしょう。)
なんか親の仕事が軽く見られているように思える記事や企画だったので、ちょっとイラッとしてしまいましたが、食料自給率の向上は国として必要不可欠な施策ですから、もっと具体的な多くの人が好感・納得できる施策を打ち出してほしいものです。
安直に「無職の人が多いから農業させればいっか。」なんていう施策でなくて、ね。

パブリックサーバントとしての努力

最近風当たりがつよい公務員の方々ですが、一部の方はとてもがんばっている、という記事がITproに掲載されていました。
見積もり2億円のIP電話を820万円で構築した秋田県大館市から学べること(ITpro)
会津若松市役所のパソコンの25%がOpenOffice.orgのみ,MS Office形式の文書は半数以下に(ITpro)
変化、不安、リスク、というものが大嫌いで、自分で責任を取らない人たちばかりと思っていたのですが、がんばっている人はきちんとやってるんです。
大館市の事例なんて、
・Asteriskサーバーの検証は、自宅で(残業代でてないですよね?)。
・ケーブルも職員が自分たちで敷設!。
って、ハードウェア以外はほぼ全部「自分たち」だけでやってるんですよね。
なんだか、ITの黎明期の話のようですが、こういう「現場力」がついてきて、いわゆる「ベンダーにボラれる」ということがなくなっていくのは、世の中としてとても正しい方向に向かっているような気がします。
一般の方がこんなことをできるようになってきたのですから、IT業界で仕事をすることを生業としている方々は、もっと高いハードルの仕事をしなきゃいけないですね。
まして、役所の方がこれだけできるのですから、一般企業のIT部員たちは、もっとリスクを取った仕事をしてかなければなりませんね。
p.s.
設備を作った方々もすごいですが、大館市の場合には、その構成でよいよ!、と決断をした市長がすごいとおもいますね。
こういう大きな施策の裏には、誰かが責任をもって”決断”をする必要がありますし、それがないからほとんどの良い施策は闇に葬られてしまっているのが現状ではないでしょうか
ただし、ただ単に、怖さを知らなかっただけ、かもしれませんけどね。:p)

浅間山久しぶりのドカーン

我が実家の裏山にある浅間山が噴火したようです。
中規模噴火の可能性も、浅間山の警戒レベル3を継続(Yomiuri Online)
浅間山:より大きい噴火予想 気象庁、警戒呼びかける(毎日.jp)
なにはともあれ、中規模の噴火で、人命にかかわるような実害はでていないようで一安心です。
例によっていつも画像提供してくれるまえちゃんねっとさんのライブカメラには火柱がしっかり映っているので、そこそこの規模であったことは画像からもわかります。
浅間山
明け方の風景も普段よりは明らかに煙が多い印象。
浅間山
今年の夏は、昨年登れなかったリベンジで必ずや登山してやる!ので、噴火が治まってくれることを祈るばかり。
それ以上に、これ以上大きな爆発にならないことを切に祈るばかりです。