第12回東京・荒川市民マラソン2009に出てきましたよ。

荒川市民マラソン 2009に会社の同僚たちと、出てきました。
荒川地図

 参加者数で国内有数規模の市民マラソン大会「第12回東京・荒川市民マラソンin ITABASHI」(国土交通省荒川下流河川事務所、東京都板橋区、読売新聞社など主催)が15日、板橋区の荒川河川敷内特設会場を発着点に開催されました。
快晴の下、計1万5208人の市民ランナーが、マラソン、5キロの部、ジュニア3キロ、キッズランなど幅広い種目を楽しみました。

当日は、
* スタート(9時):晴れsun、7℃、南南西の風1m/s
* 3時間経過(12時):晴れsun、11℃、南南西の風1m/s
と、普段の3月の荒川では考えにくいほどの晴天&無風。
昨年は、寒風&大風の中での過酷な大会だったようですが、今年は打って変わって晴天&ほぼ無風の走るにはもってこいの天候でした。
当日5時起床。早めにご飯を食べおいたほうがよいので、お茶漬けと味噌汁をサラサラと流し込み、バナナ2本を胃袋に詰め込んで、体を目覚まし。
6時過ぎの始発バスに乗って、現地の浮間舟渡へ。東浦和の駅から明らかに荒川ランナーと思しき人を何名か見かけ、大会規模の大きさを感じました。乗り換え駅の武蔵浦和では、1/3ぐらいがランナーでは?という状況に。そして、浮間舟渡はほぼ100%がランナーという感じ。エスカレータが大渋滞で、駅員さんが「階段使ってください!」ってやきもきしてました。ビックサイトのような事故にならないように、細心の注意を払っていたようです。
浮間舟渡からは、15分ほどの徒歩コース。ウォーミングアップにはちょうどよいです。
現地に着き、ぬかるみの中ゼッケンを貰い、着替えて、リュックを荷物として預けたあたりで同僚からTEL。何名かと落ち合って、しばしの雑談をしリラックス。
10分前になったところでスタートに並びますが、さすがに細い走路のため、列が長い!。
9000番台だったため、かなりの後方スタート。そこに行くまでが大変でした。結局列に並んだのが3分前。
ウォームアップをする間もなく号砲がなってしまいました…。
荒川スタート
そこからスタートゲートを潜るまで約12分。ゲートまではほぼ歩きでしたが、ゲートを潜ってからは、皆走り始めます。
最初の200m地点。
沿道の応援の女性が大きな声で、
「後、42キロで~す!!!」
と応援。周りのランナーからドッと笑いが。
これで一瞬にしてリラックスできました。
#それにしても、掛け声の人、笑いのセンス最高です!。
荒川マラソンは1km置きに看板があるので、自分のペースを測定しやすい。ちなみに最初の一キロは5分42秒。
ちょっと遅いぞ…、と思いながらも、早く行き過ぎて脚が切れてしまっては元もこうもないので、しばらく周りのペースにあわせることに。
5km通過が、0:28:52。30分切っていたからまぁいいかという感じ。
荒川マラソンは、5km過ぎから約2.5キロごとに、ドリンクエイドと、10キロ置きに給食サービス、そして37キロあたりに名物のシャーベットサービスがあります。
「無料」に弱い自分としては、全部制覇!、というわけではなく、水が切れるとすべて台無しなので、エイド毎に必ず補給し水分切れを起こさないように気をつけました。
さらに、応援の和太鼓の集団に元気をもらいます。ドーンドドーンと力強い。太鼓の人も体力を相当使っているはず。
本当にありがとう!
7km地点で、前回の立川昭島ハーフマラソンでの腹痛がよぎります。
頭で考えてしまうと、痛くなってきているようなきもします。そして、8km過ぎに本当に痛くなりはじたのです…。
ヤバイなぁ、なんて思いながら、ちょっとだけペースを落としたら収まってくれたので、ホッと一安心。
(結局最後まで腹痛に悩まされることは無かったです)
10km通過が、00:57:32。スローペースではあるものの、自分のペースは多分こんなペースなんだろう、ということで5分30秒/kmぐらいのペースで流します。
20km通過が、01:55:57。まだ脚は生きてます。折り返しまできちんと走れればいいなぁ、なんて漠然とおもっていたのですが、もうちょっといけそう。21kmの折り返しも元気に折り返せました。
折り返し直後の登り坂で思いのほか気持ちが折れて、この辺りから急にペースダウン。
以前走った青梅マラソンでは、30kmをほぼ完走できたので、最低限30kmは走りきりたい!と強く思い、脚も切れつつあるところを踏ん張ります。25km辺りからは、足裏の痛み、手足の痺れがでてきますが、負けない!と強い信念で耐えます。
そして、30kmのエイド。通過が03:05:42。だいぶペースが落ちました。そして気持ちも折れました。
標識を通過した直後に、歩いてしまいました…。
あぁ~あ、歩いちゃった…、これから12キロが長い戦いだなぁ、なんて考えながら。
一旦歩いてしまうと足が進みません。200m走っては100m歩く。そんなペースに。
35km通過時には、「もう止めたい…」なんて思う気持ちが出てくるほど、気持ちが折れてました…。
でも、後たった7km。全体の15%を走ればゴール。と気持ちを取り戻しながら脚を進めます。
ちなみに、35km地点通過は、04:02:18。30kmからのlapが、44:36と劇遅。
この35km地点では、名物シャーベットのエイドがあります。これが本当にうれしかった。
この辺では、体は暖かくなく、冷えていたのですが、水分が抜けつつある体にはピッタリ。
ちょっと早くべてしまい、頭に「キーン」と来たりしましたが間食。
この辺りでは辛いランナーが多いからか、シャーベットエイドの周りでは、土手に座り込んで食べているランナー多数。
自分も混じりたかったですが、最低限の目標5時間切りが危ういので、歩みは止めずに前に前に。
この辺りを過ぎた辺りで走り方を変えてみたら、だいぶ楽に走れることを発見。
それまでは、つま先から着地し跳ね上げるような走り方でしたが、それを踵から着地しすり足のような低空で次の踵を着ける、というような走りに切り替えたら辛さが半分ぐらいに。このころは100m走るのすら厳しかったのですが、土手を登って(最後の大きな登り)水門までの1キロほどはほぼ完走!。この辺りのペースアップが後々の記録に結びつきました。
さらに、行きの太鼓に戻ってきて感動。太鼓の人たち、まだ叩き続けてくれています。
マラソンよりも有る意味キツイことかもしれません。
本当に元気もらいました!。ありがとう!!!
40km通過が、04:32:11。35kmからのlapが、41:53ですから、だいぶ戻しました。
5時間切りは間違いありません!。ホッとしたのと同時に、次の目標を4時間50分にセット。
でも、このままだと4時間50分は切れるかどうか微妙なライン。
脚が終わっているはずなのに、この辺りからはほぼ走る気力が戻り、気持ち的にはダッシュ!。
#周りから見れば、スローペースだったでしょうが。
最後の1kmは、「こんなに元気ならもっと前から…」と思うほどのダッシュ。
この辺りから応援が群集になります。
荒川は河川敷なんで全体的に応援の人は少ないですが、ゴールまであと少しとなると急に応援が増えます。
この応援があったから最後はもっと頑張れた。ありがとう!。
そして、前方にスタートの時くぐった大きなゲートが見える。
栄光のゴール。ゴールタイムは、4時間47分42秒(ネットタイム)
自己ベストを12分も短縮することができました。
これは、30kmまでほぼ走りきれたこと、そして、37キロ地点辺りから、走る量を増やせたことによるものだとおもいます。
ほとほと疲れてゴールしたのですが、グラウンドがグショグショで休むところがありません。
記録証も後日、ということなので、荷物を受け取り着替えて同僚を待つことに。
全員完走!といきたかったところですが、二人は39km地点でリタイヤとのこと。
惜しかったですが、ほぼ練習時間が取れなかった中では、立派な成績だったと思います。
また、39kmまで走りきれたことに大きな自信をもってくれたことだとおもいます。
(だって、普通に人にとっては、歩くだけでも39kmってキツイですものね)。
ということで、天候にも仲間にも恵まれた、充実した一日を過ごさせてもらいました。
次回は霞ヶ浦です(日程的に出られない可能性が高いですが…)。
個人記録詳細
出場種目 マラソン一般男子30歳代
距離 42.195 km
タイム(グロス) 4:59:42
タイム(ネット) 4:47:42
タイムリスト
計測ポイント スプリット ラップ
Start 00:12:00
05km 00:40:52 0:28:52
10km 01:09:32 0:28:40
15km 01:38:28 0:28:56
20km 02:07:57 0:29:29
25km 02:41:01 0:33:04
30km 03:17:42 0:36:41
35km 04:02:18 0:44:36←死にそう…。
40km 04:44:11 0:41:53←おっ、結構頑張った!
Finish 04:59:42 0:15:31←おぉぉ。まだ頑張れるじゃん!