カテゴリー別アーカイブ: 8.気になった!

農業なめんなよ!!!

私の実家は専業農家。
子供のころから親の苦労を見ているので、農業がいかに大変な仕事かわかっているつもりです
(親からみたら、「わかってねぇよ」って言われるかもしれませんが…)。
そんな人からこんな記事をみると、農業なめんなよ、って思わざるを得ません。
大学生、農業に熱視線 「田舎で働き隊!」説明会に殺到(産経新聞)

世界金融危機の影響で、「内定切り」が相次ぐなど就職活動が厳しくなっている大学生の間で、農業に熱い視線が集まり始めている。農林水産省が旗振り役となって都市部から農山漁村に人材を派遣する「田舎で働き隊!」の説明会が始まっているが、募集定員を超える参加希望者が殺到。その半数を大学生が占めているという。
 雇用環境が悪化する都市部と、人手不足が続く農山漁村部-。この雇用のミスマッチを解消しようと、農水省が平成20年度から始めたのが「田舎で働き隊!」事業。都会の人々に、農業や漁業の仕事に実際に携わる体験研修に参加してもらい、日々の仕事や地域コミュニティーになじむことで就労の可能性を広げるのが狙いだ。

不景気だから普通のサラリーマンになれない。だから農業、ですか?ふざけんな、です。
はっきり言って普通のサラリーマンにもなれないような中途半端な人間が気軽にできるような職業じゃないです。
勝手になりたいというのは職業選択の自由の権利を全国民が持っている国ですから自由ですが、好況不況関係なく、職業として農業をやりたい!と高い志を持っているような人でなければ、あれだけの過酷な仕事を継続してやりぬくのははっきり言って無理でしょう。
国も、これ幸いと学生や離職者に農業をやるように指導しているようですが、継続してできないような人が増えてもお互い不幸になるだけです。そんな上っ面の施策を国も打つなら、それだけでなく株式会社化の促進などの政策とセットで実施すべきです。
食料自給率の向上とセットにし、農業政策の全体を見直し、それを行った場合に必要になる雇用ボリュームの想定をしたうえで本当に農業を自分の生業としたい人を教育や採用すべき。順序が逆です。今の農業政策のなかで、サラリーマン上がりや学生が就農してもその先にhappyは待っていません(仮にhappyな人もでてくるかもしれませんが、普通にサラリーマンやるよりも何倍も大変でしょう。)
なんか親の仕事が軽く見られているように思える記事や企画だったので、ちょっとイラッとしてしまいましたが、食料自給率の向上は国として必要不可欠な施策ですから、もっと具体的な多くの人が好感・納得できる施策を打ち出してほしいものです。
安直に「無職の人が多いから農業させればいっか。」なんていう施策でなくて、ね。

パブリックサーバントとしての努力

最近風当たりがつよい公務員の方々ですが、一部の方はとてもがんばっている、という記事がITproに掲載されていました。
見積もり2億円のIP電話を820万円で構築した秋田県大館市から学べること(ITpro)
会津若松市役所のパソコンの25%がOpenOffice.orgのみ,MS Office形式の文書は半数以下に(ITpro)
変化、不安、リスク、というものが大嫌いで、自分で責任を取らない人たちばかりと思っていたのですが、がんばっている人はきちんとやってるんです。
大館市の事例なんて、
・Asteriskサーバーの検証は、自宅で(残業代でてないですよね?)。
・ケーブルも職員が自分たちで敷設!。
って、ハードウェア以外はほぼ全部「自分たち」だけでやってるんですよね。
なんだか、ITの黎明期の話のようですが、こういう「現場力」がついてきて、いわゆる「ベンダーにボラれる」ということがなくなっていくのは、世の中としてとても正しい方向に向かっているような気がします。
一般の方がこんなことをできるようになってきたのですから、IT業界で仕事をすることを生業としている方々は、もっと高いハードルの仕事をしなきゃいけないですね。
まして、役所の方がこれだけできるのですから、一般企業のIT部員たちは、もっとリスクを取った仕事をしてかなければなりませんね。
p.s.
設備を作った方々もすごいですが、大館市の場合には、その構成でよいよ!、と決断をした市長がすごいとおもいますね。
こういう大きな施策の裏には、誰かが責任をもって”決断”をする必要がありますし、それがないからほとんどの良い施策は闇に葬られてしまっているのが現状ではないでしょうか
ただし、ただ単に、怖さを知らなかっただけ、かもしれませんけどね。:p)

浅間山久しぶりのドカーン

我が実家の裏山にある浅間山が噴火したようです。
中規模噴火の可能性も、浅間山の警戒レベル3を継続(Yomiuri Online)
浅間山:より大きい噴火予想 気象庁、警戒呼びかける(毎日.jp)
なにはともあれ、中規模の噴火で、人命にかかわるような実害はでていないようで一安心です。
例によっていつも画像提供してくれるまえちゃんねっとさんのライブカメラには火柱がしっかり映っているので、そこそこの規模であったことは画像からもわかります。
浅間山
明け方の風景も普段よりは明らかに煙が多い印象。
浅間山
今年の夏は、昨年登れなかったリベンジで必ずや登山してやる!ので、噴火が治まってくれることを祈るばかり。
それ以上に、これ以上大きな爆発にならないことを切に祈るばかりです。

新聞メディアの衰退

朝日新聞社が初の赤字決算をだしたようです。
(21日発表した9月期中間連結決算は、営業損益が5億円の赤字、純損益は103億円の赤字)
新聞の終わりの始まり(ascii)
決算発表をするように初の出来事のようなので、きっと社内は大慌てになっているのではないでしょう…。
ちなみに、自分は新聞を取ってません。毎日取るとそのまま毎日ゴミがたまっちゃいますし、捨てるの大変ですしね。
でも自分の親の世代から言わせると、新聞を取っていないのは情けない…、というようです。
つまり親の世代はmust item なんですが、その子供の世代は、そう思ってない。
そんな家庭が増えてきているのではないでしょうか。
購読者へ必要性を訴求できない。有益な情報とゴミのバランスを考えたときに、後者のほうが気になってしまう。
まさに、今までのビジネスモデルに限界がきているんでしょう。
購読者数が減ってきている、広告収入もネットに逃げる、という構造になれば、
広告単価を上げる
という(最後の)対策が必要になってくることは容易に想像がつきます。
やっぱりいまだに新聞へ広告出すことが効果がある広告はあるので、相手の足元見るモデルで攻めていくことでしょう。
で、どうなるか。
マスメディアの重要なポイントって「客観性」や「公平性」じゃないか、と思うんですね。
多くの人が見聞きするニュースソースが世の中に与える影響は絶大で、そのマスメディアがどちらかに極端に傾いた発言しかしないのは、とっても危ない。
そんなマスメディアの雄である新聞社の売り上げが減ると、
1・そんな絶大な力を持っているマスメディアが収入減で広告主頼りになっていく。
2・広告単価を上げるためには、広告主に「媚を売る」必要があって、広告主に対して反旗を翻すような記事はかけなくなってくる
3・お金を持っているクライアントの業界に対して優しい記事が増える。もしくはビジネス領域を叩く記事が書けなくなる。
4・ビジネス分野(一般企業)向けはいいニュース。それ以外(政治など)は悪い(叩く)ニュース、という構造になる。
のではないでしょうか。
なんだか、金をもっていたらマスコミの発信するソースまで牛耳れるというのは怖い世の中です。
すでにこういう状況になっている部分も多分にあるとおもいますが、それが加速しそうで怖い。
そういう意味で、マスメディアのモデルが時代に合わせて変わってくれることを切に願ってます。
そもそもネットの世の中になったら、「マスコミ」なんてものが不要になったのかもしれないですけどね。:p)

わが青春が終わりました…

昭和62年(自分が18歳のとき)に創刊された、ヤングサンデーが、急に廃刊(表向きは休刊)になりました…。
ヤングサンデー廃刊

1987年に創刊いたしました「週刊ヤングサンデー」は、今号35号をもって休刊することとなりました。
創刊以来、読者の皆様のお力により、多くの名作、話題作を世に送り続けてくることができました。これまでヤングサンデーを支えていただきましたこと、心よりお礼申し上げます。
ヤングサンデーは休刊となりますが、弊社では、コミック雑誌の新たなるラインナップ強化に努めてまいります。引き続き、弊社のコミック雑誌をご愛読くださいますよう、お願いいたします。
今までヤングサンデーをご愛読くださり、本当にありがとうございました。
2008年7月31日 小学館 週刊ヤングサンデー編集部

漫画の週刊誌業界はかなり厳しい状況のようで、以前すさまじい人気を誇った、少年ジャンプも厳しい状況に陥っているぐらいのようなので、自分が愛読?している雑誌も危ないか?とおもっていたら、思ってもいなかった雑誌に白羽の矢がたったようで、の休刊でした。
とはいうものの、ほとんどの作品がほかの紙面に引越しをするようなので、読みたい作品が引っ越した雑誌を買う、というようになりそうです。ひとまず一安心。

●ビッグコミックスピリッツ移籍

 クロサギ
 イキガミ-Ultimate Limit-
 鉄腕バーディー
 土竜の唄
 とめはねっ!-鈴里高校書道部-
 逃亡弁護士 成田誠
 LOST MAN
 おやすみプンプン
 RAINBOW -二舎六房の七人-
●ビッグコミックオリジナル移籍
 Dr.コトー診療所
●IKKI移籍
 魔Qケン
※そのほかのほとんどは、ビックコミックスピリッツ増刊号「YSスペシャル」掲載予定。

漫画なんてくだらないなぁ、とおもうことも多いですが、得るものもあったりしてなかなかやめられないんですよねぇ。
でも、自分が読んでいた雑誌が無くなる、というのは、もう漫画は卒業しなさい、というお告げなのかな…。

本当の環境対策って

環境対策。
凄く難しいテーマ。
何が正解で何が間違いかわかりませんが、皆が「正解」と思うことを少しずつでも実施していけば、きっと良い環境対策につながっていくのではないでしょうか。
その環境対策で、かなり積極的な姿勢を示しているのがAEONだとおもいます。
星野仙一さんをCMに起用し、木を植えている活動などをPRすることによって、環境先進企業であることを前に出してます。
また、レジ袋をなくす取り組みなどもかなり積極的にやってるようですね。
ここまでは確かに先進企業らしらが見えます。
が、でもね。本当に本気にやろうとしているんでしょうか。
特に、店舗の夜間開店。
コンビニすら夜間に規制を受けようとしている昨今、AEONの中に入っている食品売り場を24時間開店や、深夜まで営業時間を延ばす店を増やしているのはなぜなんでしょう。
一日辺りの消費電力など数値が出ていないのでわかりませんが、一晩で使う電力で、レジ袋の消費削減効果のどれだけを失っているんでしょう。
「本気」で環境対策に取り組むのであれば、消費者に負担を強いるレジ袋のような運動だけでなく、自らのビジネスのあり方、売り上げ拡大と環境対策の相反する活動をどのように制御していくか、という点についても、きちんと考え方を情報公開をしてほしいものです。
そうでなければ、せっかくの「木を植える活動」など良い活動が、ごまかし、まやかし、のように見えてしまいますよね。
皆さん、どうおもいますか?。

さぁ、再び”戦”へ!

今日の読売新聞ニュース
「東京マラソン2009」案内パンフレット、7日から配布

 東京マラソン2009(読売新聞社など共催)の事務局は4日、参加申し込み案内のパンフレットを7日から都庁、全国の主要スポーツ店などで配布すると発表した。
Click here to find out more!
 参加者募集期間は7月22日~9月22日で、インターネットか専用の郵便振替用紙で申し込む。
 来年3月22日に行われる東京マラソン2009は、これまで計3万人だった定員が「マラソンの部」3万人、「10キロの部」5000人の、計3万5000人に引き上げられる。
(2008年7月4日18時55分 読売新聞)

いよいよ、次の”戦”の日程が決まりました。
申し込みは、7月22日から。実施は、今年よりはちょっと遅い時期の、3月22日。
ランナー数も増員があるようなので、今年も当選することを祈りつつ、体を鍛えます!。

待ちに待ちました!

いよいよ来春から、JR東海の新幹線で、無線LANの供用が開始されるようです。
JR東海、2009年3月に東海道新幹線でネット接続サービスを開始へ (intaernet watch)
東海道新幹線のインターネット接続サービスについて(JR東海公式PRサイト)
1.東海道新幹線N700系の車内インターネット接続サービスについて
サービス概要について(平成18年6月28日プレス済み)
・N700系の車内に構築された「無線LAN」のネットワークからLCXケーブルに情報伝送し、地上側に新設するインターネット接続装置を介してインターネットに接続するというサービスです。(別紙1)
・これにより、高速走行中においても「インターネットサービス」を安定して提供することができます。
・回線速度は最大約2Mbpsとなっています。高速の回線速度を必要とする動画の閲覧を快適にご利用いただける程の速度ではありませんが、メールやインターネット等のビジネスユースには十分対応できる速度となっています。
(1)サービス開始予定時期について
平成21年3月(予定)
(2)提携する通信事業者について
・車内インターネット接続サービスの提供に関して、エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社(以下NTTBP、本社:東京都中央区、代表取締役社長:小林 忠男)との提携を合意しました。
・今後はサービスの開始に向け、技術面およびサービス面での検討を両社で進めていきます。

いやぁ。待ちどうしいなぁ。
auの通信カードを使ってはいるものの、通信が安定しないし、通信速度もいまいちなので、N700のサービスが早く始まらないかなぁって思ってました。
通信速度は、最大2Mと遅いようですが、安定した通信ができるでしょうから、通信カードよりはスループットはでるような気がします(あくまでも想像)。
N700
これが開始されると、新幹線の中で仕事をする人が今まで以上に増えるんでしょうね。
きっと。
そうすると、キーボードがうるさいとか、の苦情が増えて、喧嘩や言い争いなどが増えないか今から心配です。JR東海さんには、このあたりの対策についても考えておいてほしいものです。

巨星往く。ぷらっとホームの本多弘男会長が死去

技術者には、秋葉原の超名店として有名だった、ぷらっとホームの代表取締役だった、本多さんが亡くなられたようです。
ぷらっとホームの本多弘男会長が死去(IT media)
6月11日:当社取締役会長逝去のお知らせ(PR:PDF)

 ぷらっとホーム会長で、東京・秋葉原の「おやじ」として親しまれた本多弘男氏が6月6日、死去した。64歳だった。
 1993年にぷらっとホームを設立。気さくな人柄で古参のコンピュータユーザーに親しまれ、FreeBSDやLinuxなどに早くから熱心に取り組んだことでも知られる。2001年に代表取締役会長に就任、2003年から取締役会長を務めていた。
 親族で密葬を行った。「お別れの会」を7月28日午前11時半から、パレスホテル(東京都千代田区)で行う。

インターネット上は、この訃報で、悲しみのblog記事が、大量に書かれています。それだけ、秋葉原の主として、皆に愛されていた証拠なんでしょう。
日本のコンピュータの発展、日本のインターネットの発展に貢献してくれた偉大な人であるのは間違いありません。
うがった見方をする人たちは、「インターネットとCDソースが一般的でなかった時代にちまちま輸入しただけの人じゃん」なんて言っていたりしますが、その時代に、FreeBSDやLinuxに目をつけ、技術者のために輸入をする、という決断こそすごいことだと思いませんか。ただの趣味ではできない、技術を日本に持ってきたい、という思いを当時強く感じたものです。
また惜しい人を亡くしました。
本多さん、おつかれさまでした。そしてありがとうございました。
ご冥福を祈ります。