ニフティーさん。どうもお世話になりました!


ついに、というか、まだやってたの?という感じのニュース
NiftyServeの終了
NiftyServe(以下、Nifty)には、学生の頃多額のお金をつぎ込ませていただきました。
初めて一人暮らしをするようになり、電話代を自分でコントロールできるようになってから、モデム(当時は、1200bpsだった記憶があります)を買って、つなぎまくっていた記憶があります。
今やインターネットをはじめデータ通信は”定額制”が当たり前になりつつありますが、当時は定額などという概念はなく、電話代から、Niftyの利用料まですべてが従量制だったので、パソコン通信にはまった頃は、かなり支払いがしんどかった記憶があります。
この頃から、フリーソフト(当時は、PDSという言い方が一般的でした)にハマり、PC98シリーズのフリーソフトをNiftyから落としまくっていました。単純にダウンロードして、試してというだけで面白かったんですよねぇ。
今となっては何が面白かったのやらという感じですが・・・。
落としたものを記憶させるために、初めてのハードディスク(40MByte)を買ったのもこの頃です。(ハードディスクを買った話は、また追って)。
ちょっと話はよれます。インターネットからコンピュータ通信を利用し始めた人は、草の根BBSというのを知らないとおもいますが、NiftyやPC-VANが全盛期だったころは、Niftyなどの有料業者にお金を払うのがもったいないと思う人を支える善意の”草の根BBS運営者”が居て、それらも多く使わせてもらいました。BBS系は、Niftyよりも草の根のほうを多く使っていた記憶があります。
ちなみに草の根BBSの運営者は、自宅にモデムを何十個も買い、電話線もそれだけ契約をして、無料でその施設を提供すると人なので、今考えれば、よっぽどお金に余裕があるのか、趣味には際限なくお金を投資できるひとだったんでしょうね。
本題に戻ってNiftyの終了。始まったのは、1987年ですから、たった20年前に始まったサービスです。
一大ビジネスになったものが、たった20年でサービス停止になるというのは、やはりITの進歩の速さを感じますね。
とはいうものの、AOLがあのような状況になっていることを横目でみると、Niftyが、パソコン通信業者という看板を捨て、インターネットプロバイダに生まれ変わり、いまだに会社が存在するというのはある意味すごいことなんだとおもいます。
ダーウィンの言ったといわれる言葉(『種の起源』の一節)で、
「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である」というものがあります。まさに、Niftyは”変化でき生き残ったものなんでしょう。
社員の方々の努力・気持ちの切り替えに感服いたします。お疲れ様でした[:拍手:]

「ニフティーさん。どうもお世話になりました!」への1件のフィードバック

  1. ニフティーのパソコン通信サービス終了

    ■まだインターネットが無かった時代。デジタル社会が全く存在しなかったかというとそんなことはない。94年のインターネット商用化以前は「パソコン通信」があった。パソコン通信で一番人気があったのは掲示板(BBS)だろう。様々な掲示板が生まれ、今まで”つながるこ

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