【野辺山ウルトラ】70km~80km(Lap:1:51:56)

さて、70kmを過ぎると、71km地点の滝見の湯のエイド。

ここは、71kmコースの人のゴールも兼ねているので、巨大なゲートをくぐってのエイド入りに入ります。

このエイドに入るまえ。家族から連絡があり、このエイドでまっていてくれるってことだったので、コーラを買っておいて貰うように頼んでありました。
無事家族の応援に落ち合うこともでき、有りがたくコーラも貰います。ふぅ生き返る。

このエイドでは蕎麦もあったので、いただきます。手打ちの蕎麦ほどじゃないですが、十分おいしかったです。

71kmのゴールで走り終えた人がうらやましい・・。でも、自分で100kmチャレンジするって決めたんだから最後まで!と気合を入れなおします。家族には、「ちょっと時間的に無理かも・・」なんて弱気なことは言いましたが、本音はたとえリタイアになっても、自分から降りることだけはしないで最後まで走りきろう!と思ってました。

このエイド。TVカメラがたくさん。我が家も子供と遊んでる風景を沢山撮られました。
ちょっとカメラ意識しちゃった(笑)。どこかのTVで流れたかなぁ。

このエイドで5分休憩。

そして、いよいよ野辺山ウルトラの一番過酷な馬越峠を目指します。
途中桜も綺麗にさいてます。標高が高いことがわかります。

馬越峠がキツイという噂以前に、それまでの坂も十分に急坂・・・。
全く走れません。周り人たちも皆歩いてます。
一度下見をしているので、後どれくらいで峠に入るかは分かっていたので、ゆっくり、でも確実に歩みを止めません。

で、やっとこさ峠入り口に。

ちょっと涙腺にウルウル来るぐらい感動しましたが、泣いている場合じゃありません。

峠に入ってからは、先ほどの先人の教えにしたがい歩きに徹することに。
#っていっても、先ほどまでも十分歩きだったわけですが・・。

全員が歩き。

でも、一人も休んでいません。あきらめていません。歩きといっても普通の歩きよりはだいぶ早いペース。

途中景色が開けると、今まで登ってきた風景を一望できます。

はるかかなたから、まさに「思えば遠くへ来たもんだぁ♪」なんて思いながら、しばし景色に見とれたり。

途中では公設エイドの間に私設エイドが。車でジュース等を持ってきてくれている方がいて、超ありがたかった。本当に。飲み物以上に気持ちが。こんなに山の中まで、応援に切れくれるだけでも有り難いのに、飲み物まで振舞ってくれるなんて。
有りがたくコーラを一杯いただき、山頂を目指します。

はるかかなた前方に山頂のコースが見えます。人が見えますが米粒みたい。
まだまだ長いなぁなんておもっていたところで後ろから

「やっと追いつきました!」

と同僚が。この同僚、学生のころ、箱根駅伝の5区の補欠。そう、プロです。
とっくに先に入っているかと思いきや、なんと42kmの温泉に30分も浸かっていたそうです。なので、偶々自分が先に来てましたが、実力は彼のほうが圧倒的に上。

ペースをあわせてくれ山頂までは二人でトボトボと。

気持ちが折れそうな坂だったので、ここで一緒に上がれたのは本当に嬉しかったし良かったかも。そして待ちに待った、山頂79kmのエイド&関門です。
馬越峠を越えた感動は、今までどの山を越えた(登頂した)感動よりも大きかったです。
そう、それは富士山登頂よりも。

エイドの向こう側に、川上村の景色が一望できます。
ここを今度は一気にくだらなきゃいけないのか・・・とちょっと心配になりながら、しっかりストレッチして、歩みを進めます。
同僚は、下りを走るのは足を壊しそうだからダメってことで、自分だけ先に行かせてもらうことに。

79kmのエイドを過ぎると、直ぐに79kmの看板があります。ここは関門も兼ねているので、関門の時間「16時40分」も重々しくもしっかりと書かれています。

自分は、この時点で15時27分ぐらい。
制限時間に対しては、大体1時間ぐらい貯金ができてます。

自分の目標としては、この馬越峠を越える段階で1時間の貯金があれば、なんとか最後まで行けるかも、って思ってたのです。
コーラをくれたあのおじさんの言うとおりであれば、これから87kmのエイドまで一気に下れれば、なんとかゴールは間に合う。

はるかかなたに、川上村の部落が見えます。あそこまで一気にか・・って怖さもありましたが、比較的下りは自分の得意分野。浅間山登山マラソンでも、一気に駆け下りて気持ちよかった思い出があるので、そのときの気持ちを思い出しながらペースを上げました。

そして、直ぐに80kmの看板を過ぎます。あと、たった20km。

もう、100kmのうちの4/5を走り終えた自信で、自分を勇気付けながら。

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