幻の大滝

翌日の東和ロードレースに備えて、前日入り。
ちょっとゆっくり目の家出発だったので、福島であまり観光地を回ることができないだろう、ということで一点豪華?で、マイナスイオンを浴びに滝を見に行くことに。
社中。サービスエリアに止まったところで、「福島 滝」でgoogle検索。
やっぱり携帯でPCサイトが見られるのって便利~なんて言いながら、google君に教えを請うと、
瀧・総覧(福島県)
というホームページを発見。
自分が行く場所のそばで無いかなぁ、と探していると、
「幻の大滝」
という、名前から察するに、でっかくて余り人が少ない場所、と思える滝を発見。
早速ナビに近くの場所をセットして。幻の大滝を目指します。
#詳細な場所はわかったんですが、滝への上り口などの道順がわからなかったので、ある程度大まかに場所セット。
で、ナビに登録した場所につくころ、「幻」だけあって、看板のひとつもありません。(T_T)
大丈夫かなぁ、と思いながらも道を勧めていくとクロネコヤマトのドライバーが居たので、場所を聞くと、今来ている道をずっと行くと、土砂崩れで通行止めになっている∑( ̄□ ̄;)ナント!! 場所まで行って、そこから左折すれば分かるはず、といわれたので、そのとおり進むと聞いたとおり通行止めの看板が。
その看板のそばに、小さく「幻の大滝 ←」という看板があったので、それからは看板に従い細い道をくねくね。
途中からは舗装されていない砂利道を二キロぐらい進んでいくと、途中で車進入禁止に。
ここから2キロほど、山道をあるかないといけないようです。
まぁ、2キロだからたいしたこと無いかな、なんて思って上り始めたのが甘かったと気づかされるのはもっと後。
滝まで500mぐらいまでは、舗装こそされていないものの、オフロードの車ならギリギリ通ることができそうな道があるので、それに従い坂道をテクテク登り。
とはいってもこんな道ですが…
山道
500m前の看板の前に立ち呆然。
そこからはまったく道がなく、まさに獣道のような細い筋が森の中に消えています。どうもそこを通れ、ということらしい。
更に、その道に行くまでに最初の関門で、橋も無い石がポツポツと置いてある川を渡らないといけません。
どおりで出発地点に、「長靴を履いてくること」って書いてあるわけだ…。やっぱり案内には従わないと…。
といまさら思っても仕方ないので、グラグラゆれる石を頼りながら、川を何とか渡りきり。
川渡り
次に、更に大きな石&広い川幅をわたり、さらに水が全体的に流れている大きな石を越え、道無き岩肌を登り、コケの生えているツルツルすべる岩を伸びきってしまって頼ってよいか心配になるロープに身をゆだねのぼり、あと少しで滝が見えるところまで何とか濡れずに(&川にも落ちずに)到着できました。
で、ここからが実は最もハードな場所。
コケでツルツルすべる岩を斜めに登っていくのですが、足元は滝壺。
ロープに身をゆだね、足元にちょっとした突起を探しつつ30cmずつ足を進め5mぐらいの距離を前進。
(途中、わが息子、本気で滝壺に落ちそうになり、ヒヤリ。落ちそうなのに、「(´▽`*)アハハ (´▽`*)アハハ 」だって。なんだかなぁ)
コレを越えたら、次は一旦流れの速い川を渡ります。
途中の石を踏み外さないように、更にロープにぶら下がり、「えぃ!」って感じで軽いジャンプ。
次は古~い梯子を上り、上った先には、蟹歩き。中途半端なところに鎖が付いているのですが、それを持つと足場がありません。
何とか苦労しながら、蟹歩きしてなんとか安心できるポイントに到着。
やっと滝の全貌を見ることができる絶景ポイントに到着できました!!。
滝全貌
これだけ苦労して到着しただけに、見えた滝の感動も超特大。
しばらく滝のそばで、マイナスイオンを浴びまくってました。
この滝を見て
「幻の大滝」
の意味がやっと分かりました。
だって、見るためにこれだけの苦労をしないと見にこれないのですから…。
実は、滝に来る途中でクロネコヤマトのドライバー以外で一人、超地元のおじいさんに「幻の大滝」ってどこですか?、って聞いたら、「行ったことないんだよぉ」って言ってたんですが、その意味が分かりました。だって、そのおじいちゃんには絶対にたどり着くことができない場所なんですから。
後、来た道を帰らないといけないので、慎重に足を進め、無事最初の500m地点に到着。その後は安全な道を戻り無事車に戻れました、とさ。
結局、たった2キロの距離ですが、2時間のロングランな滝見物。
一日で、山登りとアスレチック(というか、岩場のぼり)と滝見物、とスリル満点なイベントを楽しめました!。
p.s.
やっぱり入り口の看板には従え、というのが教訓。
看板