MZ80で硬派なコンピュータを知る。

久しぶりの、なつかしのコンピュータ。
高校生のころ、電気班(部活)に、なぜか5台もあったマイコンが
MZ80
です。
もうすでに20年以上前の記憶なので、うろ覚えなのですが、学校には、MZ80Cと、MZ80Kの2種類があったように覚えてます。
MZシリーズは、シャープが開発したマイコン。
シャープは、当時X系とMZ系の2系統のマイコン・パソコンを開発していました。
X系は、どちらかというと軟派系、MZ系は硬派系という印象でした。
そのMZ系の最初のマシンが、MZ80(だったと思います。間違っていたら指摘ください)
MZ-80K
MZがなぜ硬派か、というと、当時マイコンといえば電源を入れるとBASICが立ち上がるのが普通(NECのパソコン系)だったのですが、MZ80は、クリーンコンピュータという概念で、電源を入れても何も動きません。
BASICをやりたかったら、BASICの”カセットテープ”をロード。
CP/Mをやりたかったら、CP/Mの”カセットテープ”をロード。

というように、何かをしたかったら、必ずそれ用のカセットをロードしなければいけません。
このため、本体には最初からカセットテープローダーが付いています。
カセットテープからの起動だから、遅いこと遅いこと。
BASICを立ち上げるだけで、10分ぐらいかかったことを覚えてます。
#今のWindowsの立ち上がりが遅いぐらいでイライラしちゃいけませんね…。
でも、この待ち時間が「わくわく」する時間だったんですよね~。
プログラムをロードしている間、当時マイコンオタクのバイブルだった、”マイコンBASICマガジン”に載っているゲームや計算のプログラムを選んで、起動が完了したら、そのソースコードを打ち込んで動いたときの感動がすごかったんですよね。
そうやって、コンピュータって何か、とか、どうやったらコンピュータが動くのか、ということの基礎を学んだ気がします。
ちなみに、スペックは、

CPU:Z80 2MHz
RAM:32KByte
ディスプレイ内蔵:10inch白黒CRT
I/Oデバイス:カセットテープ

という代物で、なんせRAMが32Kbyteしか有りませんから、たいしたことはできませんでしたが、その制約の中で工夫するのも、そのころ覚えたなぁ。
そんな懐かしのMZ80の開発物語のblogを見つけたので、興味がある人はGo!。
MZ-80 パソコン開発物語