OKI if800でコンピュータの基礎を学びました

OKI if800
僕が高校で「電気班」という怪しい部活をしていたのは、前回のブログで書かせてもらいました。
その部活の部室にあった、最も古いコンピュータが
OKI if800
です。
多分、存在すらも知らない人が多いでしょう。
多分1980年ごろに発売されたコンピュータだと思います。今から数えれば26年前ですね。
其のPCのスペックを簡単に
 CPU Z80A
 クロックスピード 5MHz
 RAM 64KB
 解像度 640×400 / 640×200
筐体はこんな形でした。
#当時の部室に有ったのは、モノクロ機&8インチFDDでした。

当時の部室では、MZ80がゲーム専用機(って、部活でゲームやっているのも問題ですが・・)として大活躍。
このため、部屋の隅っこに追いやられたif800は、いつも空席&電源すら入れられず置き去りになっていました。
このため、BASICのプログラムのコードを書いてみたいときに、MZ80が空いていなければ、if800の電源をあげて仕方なく使うという使い方でした。if800はマイナー機種だったので、当時一世を風靡していたパソコン雑誌「マイコンベーシックマガジン(略してベーマガ)」にもif800用のベーシックソースは載っていなく、他のパソコン用のソースを自分で書き換えて色々なソースを作った記憶があります。
このif800というコンピュータ。
当時としては、画期的な
 CRT+フロッピードライブ(2ドライブ)+プリンタ
の一体型なのです。(写真見れば分かりますね)
CRTとフロッピーが同一筐体のPCは、過去にもありましたが、プリンターも一体型になっているPCは、if800が初めてではないでしょうか。プリンターも、今からは想像が付かないとおもいますが、16dot程度のドットインパクトプリンター。この程度の解像度のプリンターなので、文字がギザギザなのは、仕方のないこと。
学校にあったPCなので、いくらぐらいしたのかは想像も付きませんが、当時は相当高かったことが考えられます。プリンターも付いているということは、個人ユースでなく、明らかにビジネスユースをターゲットにしたPCとおもいます(当時ビジネスユースのニーズがどれだけあったのか、かなり疑問ですが・・)
当時は、
「なんでこんな古いコンピュータしかないの!![:悲しい:]」
とかなり不満ではありましたが、こういった個人では買えないコンピュータを使って基礎を学べたことが、自分がコンピュータに興味を持ち始め、コンピュータにのめり込んでいったのとつながっているのでしょう。
そういった意味では、「自分を鍛えてくれたコンピュータ」であるのは間違いありません。