標準化、について物申す!

ここ最近、blogによくアップしている、auの携帯電話のお話。
最近、auは、元気がなく、 auユーザーの悲哀(IT media)まで言われるようになってしまった状況。
それは、auは、今までつかっていたKCPというプラットフォームを拡張し、新たに、MSM7500というチップに心臓部を買えることによって、KCP+というプラットフォームに乗り換えようとしているから。
KCP+
KCP+にする目的は、公になっている情報からは、「コストダウン」
今後携帯電話の端末価格競争が激化してきたときに、ユーザーに安価により良い端末を提供することを目指したい。
メーカーにとっては、多機能になった反面、開発期間はより短期間を要求されるようになってきたため、効率的に開発やテストを行える環境が必要。
ユーザー、メーカーのニーズが合致したということで、メーカー共通のプラットフォームとして展開を急いでいるようです。
でも、ここに大きな落とし穴がありました。
今回発表の、W56T,54S,54SAを見てみてください。
ほとんど実装されている機能は横並び。さらに、メニュー画面ですら、WVGAで高解像度のW54SAもソフトキーが1段しかなく、DoCoMoの905系のような2段表示ではありません。
サンヨーなどは、独自の機能で消費者からの高い満足度を得ていたのに、このプラットフォームの展開で、ボロボロです。
ユーザーが求めているのって、本当に「コスト」が最優先ですか?。
コストが最優先だったら、905iがあんなに売れることってないですよね。
(DoCoMOは分割払いがあるので単体の値段がわかりにくいですが、5万円ぐらいしている計算になるはず)
今の携帯ユーザーが求めているのって、便利さとか高級感(差別化)とか、ではないでしょうか。
この「便利さ」とか「高級感」が、標準化をすることによって阻害されることなく提供できるのならばまったく問題ないのですが、KCP+を展開してしまったがために、どちらも二世代三世代前のスペックと同じようなものしか提供できなくなってしまった、というのは本末転倒だとおもうのです。
もちろん展開初年度だから、仕方が無い、という意見もあるかもしれません。
でも、MSM7500が出始めてKCP+プラットフォームの検討が始まったのって、2,3年前から。
試作のCPUや環境はそのころに合ったでしょうから、メーカー独自の機能を持たせるための仕組みや、それに向けての研究開発をする時間は有ったはずです。
日本で軽自動車が爆発的に売れているのも、単純に「安いから」ではく、普通車に引けをとらないぐらいの高級感を持ってきたから。
さらに、軽自動車とは思えないような広さや、ファシリティの便利が追求されているから。
同じように、携帯業界でも勝つためには、ベースとなる「便利さ」や「高級感」はスポイルしちゃいけないとおもう。
圧倒的な「便利さ」や「高級感」がスタンダードになっていて、それをもって「標準化」するのであれば、競争力をもった展開ができるとおもいますが、それらをスポイルして、最大公約数的なものにしてしまった瞬間に、ユーザーからの満足感もどこかに行ってしまうような気がしてなりません。
まだまだ成長段階のプラットフォームなので、これから、ということなのでしょうが、標準化をしてメーカーの負担を減らすのは大事ですが、メーカー間の競争までをなくしてしまうと、そこには「ユーザーの満足度を追求する・考える」という、もっとも企画の段階で重要な作業が抜け落ちてしまうので、今の端末展開の姿を見ていると、それが今後のauの端末・サービス展開にとって命取りになりそうな感じがしています。
「顧客満足no1」を標榜しているauさんですから、この辺りは当たり前のようにわかってらっしゃるとおもうので、メーカー間の競争をうまく引き出し、それによってユーザーにとって何が便利なのか、ユーザーが真に何を求めているのか、をしっかり追求したサービス展開・端末展開をしてほしい。
IDOのころからの、反DoCoMo党なので、auには是非がんばってください!!。