若い人はわからないとおもうけど、昔”日産”といえば技術力が勝負の会社でした。
自分が日産党なのも、昔のこのイメージが強いから、です。
ゴーンさんの経営になってから若干”技術”というキーワードからは縁遠くなってしまった印象でしたが、やっと技術の日産が戻ってきたようなニュースが出ました。
日産が電気自動車「リーフ」予約注文を4月1日開始、補助金適用で実質299万円(日経トレンディネット)
日産はトヨタなどの流れを猿真似せず、ハイブリッド路線に舵を切ることはありませんでした。
#一部フーガなどでハイブリッドは出すようですが。
ハイブリッドはデカイ車では価値があるかもしれませんが、軽量の自動車ではそもそもガソリンだけでも十分燃費を稼げるので、初期コストを踏まえて考えるとトータルでなかなかメリットが出ないのではないか、という判断だったのだではないでしょうか。
私は長い目で見ると、このゴーンさんの戦略は正しい、とおもいます。
コンピュータの世界で起きたホストコンピュータからPCへの変革のようなこと。
大企業しかコンピュータを導入できなかった時代から一人ひとりが持てる時代。さらに、大手のコンピュータメーカしかコンピュータを製造・販売できなかった時代から、街角の小売店ですら独自コンピュータ(ショップブランド)を出せる時代。
おそらく自動車もそうなっていくんでしょう。
日本の自動車メーカーのコア技術であった”エンジン”というものが今後はなくなり、モーターとタイヤとボディ、あとブレーキさえあれば車はできる、っていう時代が目前なんだとおもいます。
そんな時代に備えて先々の戦略を打っていく。
また、それに必要な技術を他社よりも先駆けて開発、そして開発したものはパテントをかけ、真似されることを防御する。
まさに、技術、そしてマーケットを相乗効果として考えた結果が今回の”リーフ発売”なんでしょう。
299万円であれば、正直欲しいな、とおもいました(我が家はマンションのため充電設備の問題がありますが)
あと、バッテリーはリース方式も検討、見たいな話も以前はありましが、今回の299万円にはそれも含まれての価格のようですね。
このあたりも正しい戦略なんだとおもいます(だって、自動車は”保有する喜び”っていう付加価値がありますから)
あとは、これがどのぐらい売れるか、が楽しみです。
4月から受注開始のようなので、4,5月ぐらいの受注の数字はウォッチせねば。
p.s.
日産株ホルダーとしたら、これが売れてくれたら・・(以下略